微笑みの国タイへの旅③絵画との出会い
前回の旅から数回に渡り、ガフ&ジェイとの交流の中で私はすっかりタイ好きになり空港に降り立つと、「帰ってきた~」とすら思うようになっていました。
日本に帰国するある朝、空港に送ってくれたガフが「今度パタヤに行ってみたい」と言うので帰国後にパタヤを調べたら日本でいう湘南海岸のような海側の大観光地でした。
数か月後、ガフ&ジェイと私はパタヤに初めて行くことになったのです。
スワンナプーム空港に迎えに来てくれてそこから車で約1時間30分で到着したらすぐ夕食の時間になっていました。
若い二人も初めてのパタヤなのでどの店が美味しいか等は分からず、適当に入ったそのレストランのトムヤンクンの味が今でも忘れられません。
日本の味噌汁や雑煮も地域や各家庭で味付けや具材が違うように、トムヤンクンも様々な味付けがある事を後に知りました。
すっかりお腹一杯になってからマーケットを3人で歩いていると、出会ってしまったのです。
象の絵画です。
この時は持ち帰れるサイズだったし、「ときめいたので買った」程度の感情でしたが帰国してから玄関に飾ると無性に愛着が沸いて作者に会いたくなったのです。
しかし絵の情報は皆無に等しかったのです。なぜなら絵へのサインはThailandのみ。
「売っていた店に行けばわかるかも」とまたまた数か月後に今度は1人で飛び立ちました。
同じ店主がいましたがこの店主も作者は分からないとの返事でした。
店主との会話中に数人の人だかりができていたのですが、その中の1人が、このレストランで聞けばわかるかもしれないとレストランを紹介してくれたのです。
翌日、トゥクトゥクに乗ってかなり迷われながらたどり着いたレストランはタイ風シャブシャブのお店でした。
空腹もあり、まずはシャブシャブにチャレンジして美味しさに感激でした!
その後、他のお客さんがいなくなったのを見計らって店主に絵を見せたのですが、分からず、、、ただ店主の16歳になる娘さんがその場で描いてみたいと言い出して恐らく数十秒でほぼ完璧にコピーを仕上げてしまったのです。
これにも驚きましたが、「この子は歌もうまいんだ」と店主が催促したら娘さんは立ち上がって歌を披露してくれたのです。
歌のタイトルは分かりませんでしたが、美声とオーラに圧倒されて涙がぽろぽろ流れていました。
結局、作者を探し出すのはこの旅ではできませんでしたが、素晴らしい感動があって大満足の旅になりました。
今思えば、この時もし作者に会えたところで何を話し何をしたいのかなど一切考えていませんでした。
次回、この作者探しは変化していきます。
意味のない行動なんてきっとないんですよ~みなさん。本能に忠実に( ´∀` )